21歳アシスタントがなぜ1人タイでフリービーチカットするはめになったのか…
青春、女の子、旅好き
ブス美容師ユキナガです。
カッコつけてブログネームは
バックパッカー美容師とうたっています。
申し訳ございません!!!!
今回は21歳の時に言葉は
日本語しか話せない
少年ユキナガが1人タイで
ビーチカットして覚醒したって話。
そもそもなぜ一人旅になったの?
本当は地元の友達と
バックパック旅の予定だったんですね。
タイが往復チケットで3万5千円という
エアアジア様様のおかげで
アシスタントでお金がないけど
海外に行きたかった
1年目の僕はすぐに
タイに行くことを決意しました。
友達は大学生だったんです。
彼といろんなところに
行く計画までたてて
楽しみがとまらない〜!
とか言ってたわけですが…。
「ユキナガ…本当にごめん。
内定式が被った…行けない。」
はい…おわった。
絶望のお電話いただいたわけです。
でもせっかくの5日間の夏休み。
行かなかったら
お金も休みももったいない!!
1人旅になるんだったら
現地で友達作ればいっか。
そんな楽観的な発想で
どうやったら友達できるかな〜…。
俺美容師だしハサミもって
カットしたら自然と友達になれるじゃん!
言葉なんて関係ないでしょ〜!
ハートが熱けりゃいいでしょ〜!
そう。
21歳の僕はとてつもなくアホだったのです。
どーせ無理って言葉の恐ろしさ
「僕 今度お休み頂いて
タイに1人バックパック旅に行くんですよ。
そのとき友達作るためにビーチで外国人カットしてきます!」
お客さんやスタッフ
友達などに口に出して言っていたんですよ。
「すごーい!若いって発想があっていいね」
「へー!それできたらカッコいいわ」
そんな嬉しいお言葉頂く反面
「言葉どうするの?」
←そんなもんジェスチャーでなんとかなるだろ!
「そんなの難しいし、旅行の時間を無駄にするだけだと思う。」
←ようはやってカッコよくなっちゃえばいいんでしょ?
「なんの意味があるの?」
←意味なんてないわ!
なんかカッケーしワクワクするからだよ!
「てかそもそもカットできなくね?」
←ハサミもってりゃできるわ!!
って言い返してましたね。笑
"どーせ無理"
こんな厳しいお言葉もたくさん頂きました。
特に同業者の美容師の先輩たちから
言われることが多かったですね…。
"どーせ無理"って恐ろしい言葉を
簡単に使う人たちが多くいるように
感じます。
何が恐ろしいって
全てのやる気を失わせる洗脳する言葉だからだと僕は思います。
◽︎どうせお前には出来ない。
◽︎お金がなきゃ出来ない。
◽︎頭が良くなければ出来ない。
◽︎言葉が話せなければ出来ない。
誰がそんなこと決めたんだ!!
恥ずかしながら21歳の時はかなり尖ってたので
「そんなこと言ってるようなあなたたちには出来ないだろうけど俺は出来るよ!」
って先輩に噛み付いてましたね…笑
もちろんぶっ飛ばされてたんですけど…笑
どーせ無理って言葉を発する人たちは
みんな共通点がありました。
全員なにかをやり遂げた経験がない
人間たちが口を揃えて
"どーせ無理"と言う。
僕はこれに気付いた時に自分の経験は自分のお金を払って自分自身で経験を買おう。
と決意しました。
自分にお金も払わず人が
経験して評価されたことを
妬んでいる人はとても多いんだなー
と感じたからですね。
僕は成田空港でSNSにカットしてくると宣言した。
なぜSNSにあげたか。
普通に追い込まないと
やれる自信がなかったんですよ。
僕はダサい人間になりたくないんです。
21歳の僕は、とにかく周りからカッケーって言わたかったんです。
あーあ、SNSにあげちゃったよ…。
みんなからめちゃくちゃイイねもらってるよ…。
これでやっぱり言葉の壁で無理でした〜…
とか絶対出来ないじゃん…。
と後悔しまくりで飛行機に乗り込みましたね。笑
2日目のタイのリゾート地パタヤビーチで現地のタイ人ビーチカット成功!
実はここまでの道のりが地獄でした。
○ビーチでデタラメな英語を話しても無視される。
○外国人が刃物(ハサミ)持ってるからと警察呼ばれる。
○自分の所有地じゃないから貸せないと断られる。
などで場所を借りるだけでも2時間以上ビーチを聞き歩いたんです。
刺青たくさん入った男の人たちに貸して頂いて
すぐに現地の人たちが集まり
僕のカットで列を作ってくれたんです。
正直かなり驚きました。
借りてからカットしたいって言ってくれる人が現れるまでが5秒くらいで走ってカットしてと言ってきてくれた現地の少年。
そのおかげで
なになに?って不思議そうに
みんなが観に来るんですよ。
写真撮られて
何人かに一緒に撮ってと言われたりして
たくさんの外国人に囲まれて話しかけてもらいました。
ただし私言葉わかりません。
それでも本当に感動しました。
しかも僕その時一年目で
友達カットモデルで呼んで
カットしたことしかなかったんですよ!?
めちゃくちゃヘッタクソなカットを
喜んでくれる少年たちに
ありがとうをたくさん言いました。
フリーカットだよって
言ってるのにビールをお礼にと
買ってきてくれる現地の子供達。
ビーチで最後に乾杯したときは
涙が少し出ました。
心の底から嬉しくて
俺 友達作るためにカットしよう
と思ってたら
なんでか友達作るどころか幸せ作ってもらう側
になってたんです。
最高の思い出ですね。
彼らの笑顔は僕の幸せそのものでした。
美容師ってちょーいい仕事じゃん!
ってその夜にお酒飲みながら
ブツブツ独り言いった覚えがあります。笑
思いついたことを口に出すこと
自分を追い込んだことによって有言実行に変えた。
僕は人の夢を"どーせ無理"って安っちい言葉で片付けません。
全力で応援します!
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